飴玉
床に落ちた吐息は
小さく丸まって
飴玉のようだった
転がり溶けていったそれを
口に含んだら
どんな味がしただろう
絡み合った思いは
言葉にすら
上手く出来なくて
息で吐き出すしかなかった
でも 整理の出来ない思いは
吐き出されても
くるくると
丸まることしか出来ない
飴玉のように
21/02/17 13:41更新 /
ねこK・T
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