いつも
砂漠のバス待合所で
君と雨宿りをする
雨は降っていないけれど
いつか降るのを待って
二人で雨宿りをしている
いつもこうして
何かを待っている
そして待っている間は
いつも君が隣にいてくれる
砂漠について
とりとめのない話をする
大切なことは
何も話せないのに
バスが到着する
首を振る僕らを残して
バスは砂の中へと消えていく
手を繋いで見送る
見送るときはいつも
手を繋いでいる気がする
25/05/22 08:23更新 /
たけだたもつ
いいね!
感想
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c