童話(夕焼けのポエットさん)
卵をひとつ落として
夕焼けは夕焼けへと
帰っていきます
さよならを言うのが嫌で
いつまでもふざけていたのは
言葉をこえられるものは
言葉しかないと
ある日ふと知ってしまったから
ちびた鉛筆が捨てられることなく
机の一番上の引きだしに
しまわれていきます
23/10/25 07:03更新 /
たけだたもつ
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