童話(花びら)
桜の花びらに見えましたが
それはお墓でした
とても小さな墓石でした
とても小さな人が
入っているのだと思いました
ところどころ緑に苔むして
たしかにそれでも
桜の花びらに見えたのです
本物の花びらをお供えして
振り向くともう
見分けがつかなくなっていました
いつかの自分みたいに
23/10/17 06:55更新 /
たけだたもつ
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