焦がしていく
夢を焦がしていた
淡い、赤い夜だった
道化師と道化師の化かし合い
優しい毒を、飲んで
声を焦がしていた
眩い、白い朝だった
電話番号は間違ってない
無機質な音、切って
また
手を離したからここにいるのに
寄りかかって今ここにいるのに
ああ
綺麗なものを見たい
消えていく強いものを見たい
19/03/11 10:57更新 /
辻葉冷弧
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