兩傷
「消えようよ、」
窓を雨が打つ
ありきたりな言葉を呟くほど
嘘に見えたから
ホントウに望むことを隠す癖
『消え失せて』
本当に望むことを混ぜる癖
『消え去ってよ』
ほんとうを望む癖
『どうして消えないの』
ただ、知りたかっただけ。
ただ、理解りたかっただけ。
ただ、傷付けた、それだけ。
19/03/08 00:56更新 /
辻葉冷弧
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