四年

舌の先が痺れた夜に
欠き始めの月を落とした
舞台上で踊る声は今日も対角線上に
嘆く氷を割り散らして逝く
変わり映えのしない悪夢の
真っ青な目に責められる
あしたはあなたにあえますか
偽者には偽者の夢しか見られないかい

19/03/06 01:26更新 / 辻葉冷弧
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