夜を望んで

夜よ 僕のそばにいてくれ
もう暗がりで包んで
見えなくなっていく言葉を
沈めていて
月も星も消していく青い街灯
だけど生憎彼らが数少ない仲間なのさ
夜に浮かぶ朝の群れを焦がす
愛す、そんな
遠のいていく夜が恋しかったあの頃に
何を知れたろう?
何を見れたろう?
この汚れた目にはもう映らない夜に
何を望んでいたろう?

19/02/25 01:03更新 / 辻葉冷弧
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