あなたがいなくてよかった

ココアは思ったほどおいしくなかった。

誰かといると息が詰まった。

一寸先は真っ暗だった。

だけど歩くしかなかった。

一つ何かを知るたび、一つ答え合わせするたび、

そっと消してしまいたくなって

すっと消えてしまいたくなった。

23/11/09 17:20更新 / 辻葉冷弧
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