おちる
夢の中に落ちる
ぽっかりと空いた穴は音もなく広がる
もう少しで落ちそうなところでいつも目が覚める
真っ暗な向こう側に何があるのかはわからない
ただ浮かび上がって目がさえて
今日もまた沈んで
いつかパタッと
風に吹かれて落ちてしまえるような
そんな音を待っている
23/04/03 09:37更新 /
辻葉冷弧
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