蜜柑色した冬の冷気
あどけなさがのこる微笑み

眠る夜の暖かさをまだ覚えていたころ
やさしい心でいられたころのこと

編みかけのマフラーを、躊躇って、そっとしまう

墓標は海ばかり

20/02/24 18:36更新 / 辻葉冷弧
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