吐き捨て
海は昏いのだね
あをぐろいのだね
ご覧よ空が飲まれていくよ
鴎がバタ足で溺れてI miss you なんて
ばかに気取ってやがる
気泡なんて入り込む余地もない
一枚のちぢれた布の下
必死に生きやがるから
大小に波打つんだ
皮肉られてるようだよこっちは
ものぐさじゃないんだよ
恋しくてもどかしくて伝えられないんだわ、
あの海には飛べないね
悔しいよ
19/11/17 23:36更新 /
辻葉冷弧
作者メッセージを読む
いいね!
感想
Tweet
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c