金属ベッドの人魚姫

朝方、泡に埋もれて目を覚ます
消えていた
どこまでも白い
はかない体温
弾き出された汚れはもうここにはいない
浅い呼吸を繰り返して、
太陽が遠ざかって、
音が響いて、
沈んだ

そこにわたしだけ

19/09/29 01:26更新 / 辻葉冷弧
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