在りし
イヤホン越しにあなたが生きていて
今日の自分の存在を知る
夜明けを見て朝焼けを見られない
中途半端な日々の話
そんな話
蛇口をひねれば夢が沸き出て
扇風機で憂いが吹き飛ぶ
そんな話
音楽プレイヤーが眠らせてくれるのは時間感覚で
偏った部屋は現実の声を消そうとやっきになっている
そこにあなたはいないから
今日も空は貼りつけたように真っ青で
祝福するかのように暖かな日差しが
ただ
ありました。
19/09/26 17:55更新 /
辻葉冷弧
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