anywhere
どこへでもいこう
硝子を飲み込んで
が居た夜の港
が見た海辺の街
が焦がれた沈まぬ太陽の中
が消したビルの上空
が選んだ枯れない花畑
が入った穴だらけの牢屋
が沈んだあの日の海の写し
机に転がった澄んだ瞳と対峙する
瞳が燃える
「嘘吐き。」
「まだそこにいるじゃない」
『今行くよ』
あなたがいたならどこへでも。
19/01/09 00:05更新 /
辻葉冷弧
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