円い

円い朝が来る。

君の笑い声は鹿威しのようで
墨汁のよう
響く、よくもわるくも
綱渡りの会話を
何気ない夢とする
弱い人は美しくて
強い人も美しいのだ
君は?
トラブルを愛せるほど
青春だと言えるほど暇じゃない
頭の中はトリップ状態
あの夜に
後日談は棘だらけでしたね

混沌として虚ろな空は
照らされて濁った明るい影の中
ほどけるようにまるく
なる

19/04/17 00:24更新 / 辻葉冷弧
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