繕った夢の重さで
星空は割れてしまった
降る角砂糖の甘さは
貧しい子供の涙を捉えた
凪いだ海の見えない上空で
世界の終わりは飛び下りた
夜に風が吹くだけだった
朝に風が吹き、青年の帽子がひっそりと
寄り添うように風にのるだけだった

19/04/06 01:46更新 / 辻葉冷弧
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