失恋

今から40年も前になるか
東京から帰った俺の前に
君は現れた
4っつ下の女の子

あの頃仕事忙しく
俺も夜勤やってた
彼女のデスクに置いたメモ
デートの誘いだ

夜勤の最終日の朝
俺の前に来た君は
連れってください!と
俺、飛び上がらんばかり

1回目のデート
夜勤明け一睡もせず
バスで出かけたね
神社に行ったね

おみくじ引いて
彼女のおみくじ
木に結ぼうとしたら
切れた…

嫌な予感がしたが…
大丈夫と言いながら
つなぎ合わせ
木に結んあげた

彼女は
うれしい笑顔
いっぱいだった

2回目は
笹川流れはずれの寒川
R345今とは違い
民家すれすれの道

君が作ったと言う
お弁当は
3重重ねのすごいお弁当
これはさすがに…

お母さんと作ったと
話してくれた
1日中浜辺で
たのしかった

3回 4回 5回と
たのしい時はつづく
しかし…

夜間の大学生の彼女
俺は長期出張
そんな事が重なり
意思疎通が

やっととれた時間
彼女は約束の茶店には
来なかった

会社も大学も辞め
別の会社へ行ったと
噂に聞いた

初めて結婚を意識した
唯一の彼女
俺 24歳 彼女 20歳

だった…

今は…なつかしく
思いだす
たまにね!ハハハ!


24/09/07 20:52更新 / big dipper
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