そんな目で
あなたは
頼れる大人だった
全てを曝け出しても良いと
思っていた
あの目を見た時から
そうは思えなくなった
その視線は
初詣の空気よりも冷たく
ひび割れてしまうほどに乾いていた
僕が嫌われやすいのは知っていた
嘘がつけないからだ
愛想を良くしても
顔に出てしまうから
それに加えて覚えも悪い
自分でもわらってしまうほど
何もできない
あの目を目の当たりにしてから
人と関わるのが一層怖くなった
どれだけ冷たい目で見られても
それに慣れることはなかった
それでも独りは嫌だった
25/09/03 23:24更新 /
細言
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