霊往生

耳の奥の、脳の後ろらへん
ひゅっとつめたいものが通り過ぎる
誰かが通ったみたいな
何かが過ぎたような
瞳は影になって
世界をうつす
そこには誰もいない
誰もいてほしくない
僕もそこには居ない
向こう側がぼんやりとうつる
霊でありたい




25/08/20 01:55更新 / 細言
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