変わっていくもの
変わらないと思ってた
友情とかそんなもん
僕たちはどうしていつのまにか
ベールを纏ってぎこちない会話を
しているのだろう
ベールを脱いで
あの頃の君に戻って
伝えられなかったあの思い
一緒に過ごしたあの日々
変わらないもの
ずっと探していたかった
そして、変わってないねって
あの頃に戻りたい
僕たちが離れて過ごした日々が
僕の知らない君の生きた毎日が
悩み、楽しみ、僕の知らない君が
創り上げたものを
僕は認めるのが怖くて
あの頃のようにはもう戻れないんじゃないかって
ベールはそのままでいいんだ
きっと君にも変わった僕が見えていて
僕たちはきっとそうして少しずつ
離れてしまったことを認識して
昔の思い出の君に上書きをして
少し奥のフォルダーに閉まう
変わっていく君を隣で見れたら
良かったのに
もう君は近くにはいない
多分、これからもずっと
青春がそこにはあった
もう戻れないあの頃に
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