壊れた幸せ

痩せた君の頬に手を触れる時
君は前と同じあの切ない笑顔を見せる
僕にはまだうまく処理できないみたいだ
それなら、いっそアルコールに身を任せ

壊れた幸せにいつまでも縋るのはやめようか
きっと僕も君も幸せになれないから
それでも此処に居続けたいと思うのは
今、とてつもなく幸せだから
それを離すには一人では無理そうだ

思い出に縛られて生きるのはやめようか
きっと僕も君もそれと比べて生きるだろうから
それでも思い出に浸ってしまうのは
あれが楽園だったから
一人で生きていると美化してしまうよ

24/06/03 13:20更新 / RUI
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