アイデンティティ
悲しかったことも
苦しかったことも
あぁ、青春だったと思える日が来るなんて
当時の記憶が少しずつ薄れていく
あぁ、あれが青春なのかと思うほどに
懐かしくて懐かしくて
あぁ、なんて穏やかなんだろう
当時の過ちを赦せる私がいる
必死に生きていた過去の私が愛おしい
口角が上がる
今の不安が少しずつ薄れていく
いつの日か読んだ小説の主人公に自分を重ね合わせる
あぁ、懐かしい
心が満ちていく
忘れていった沢山の思い出が
私の幸福の道標になっていること
そして、ふと甦った思い出に
この上ない 生 を感じる
TOP