揺れる空、灰色の雲

たなびく故郷の風景を見ていたい
新宿の街に少し嫌気がさして
歩くのをやめて空を見上げた
空は狭くて、赤い「星」が多く見えた

僕らはきっと何かを得るために
今まで当たり前にあった何かを手放す
それはきっと忘れてから気付いて
「もう、取り戻せないの?
僕はなんて愚かな選択をしてしまったの?」
って暗い部屋で缶ビールを相手に
嘆いて、泣いて、泣いて
泣き疲れて、いつのまにか寝てしまっていて

朝起きたら、僕は変わらず
みんなの「僕」になっていて

24/04/19 00:10更新 / RUI
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