JR 0番線烏口
改札口左手土産売り場には無かった
君が好きなご当地土産も
君にまた会いに行く勇気も
売っていなかったんだな
僕らは線になってつまらない旅をする
線は道ではないことに気付かないまま
僕らは線になって先にある点を目指す
点が君ではないことに気付かないまま
プラットホームで幾ら待っても来なかった
そりゃそうだよな当たり前
記憶の中でずっと生きてるだなんて
恥ずかしくて誰にも言えない 言えない
そして気付けば此処に立っていた
JR 0番線烏口 明日のちょうど斜め上
そしてふとした時にはもう立っていた
JR 0番線烏口 僕らはまっすぐでなくては、
ならないのだ
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