騒やかな逆襲
私は口に付いた黄身を指で拭って
昨日のキスを思い出している
空が揺れ動いている
何をそんなに迷っている?
ハードル潜り抜けて
無数の穴見える彼の名前こそ”世界”
今朝雑踏の中肩をぶつけ「御免なさい」
条件反射のうちの社交辞令 浅いな
無礼ながら瞳をお借りして
見える合わせ鏡の端の方で1人
手を振る私が見えたの お早うお休み
生まれて間も無くオサラバ
脳髄ばかり狙うチェイサー宜しく
一昨日の小指は破るためだけに
今だけと言わずにより一層惨めになれ
風景に「直ぐ追い付く」と言伝
大怪我 されど蚊と何も変わらないわ
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