骨折る僕らに牛乳を!
君に並走するスピードより
遥かに速い雫をはらりとぶん投げる
ポケットの中でも手はグーで
寝返りも打てず君のピースに負ける
ぐったりと動かない温み
首に引っ掛け寒さを凌ぐ旅人?
三日月もかたわれと飛ばしたい夜だよね
柔らかいとこを傷めつつ文字にしている
君を想う自らをしおらしい花にする
何処が悪いかって頭か、運か
こういう疾患、疾病なんだと
ドクター言ってくれないかなぁ…
乾き切った森が見えてくる
林立する既成事実からの防衛
湿地のマップは金が足りなかった
僕らを嗤う蠅に顔をしかめつつ
近づき離れ羽音に耳を塞ぎ
吐きかけた唾が涙のように伝ってゆく
ありふれた人間になれたならドクター…
君が振り向く筈のないダイヤが
ちょっとの勇気とアイデア、
それだけでパァっと華やいで!
ギプスを正しさに巻きつけて
今日も君とすれ違いに行くよ!
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