鈴の嗚咽

僕は何処へ連れてゆかれるのか
自由の身とは鳥になることだったのか
押しいただいた光の粒を
エンドレスな世界へ投げましょう
木漏れ日は冷たい横顔のまま
ぎこちない微笑みを殴りつけるのです
鰯ほど大きくない小魚
壺は割れて空にお骨は散らばって
あまりにも綺麗ですそれは
僕をより悔やませ抓るようです
何もかも見透かした瞳
何も知らぬまま呆けた記念写真
漕ぎ出すペダルはへの字を描いて
空元気の重さと
妙に笑わせようとする言葉
見当違いだからやめろと
あなたはテレビ越しに僕を観ている
何越し蕎麦を食うのだろう
いんやそれよりも、なぁ
もいちどラーメン一緒に食べたかった


24/10/01 17:23更新 / らりるれろ
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