苦くソーダ

いつになれば夜空は落ちてくるの
いつになればあの星々は僕の頭に落ちてくるの
そう、あの星はソーダの泡

いつになれば泣き止むのかな
いつになれば終わるのか さする背中
色白い君、アナタはソーダの泡

今にも消えそう、だから抱きしめる
今にも壊れそう、だから抱きしめる
今、弾けてしまえ、だからダキシメル


綺麗だ

いつになれば冷めるのか
いつになれば、なんて冷めやらぬ夜
そう、もう炭酸は抜けた

いつか、が叶えばもうぬるい
もう苦くないな
そう、もう炭酸は抜けた

今にも 今にも消えそう、だから
今にも 今にも壊れそう、だから、だから?
抱きしめる、そう、強くダキシメル

眩い光を放つ君
一等星より輝く三等星、あなたは美しい
ニガイ アマイ ニブイ ニブイ
後味なんて誰も気にしてないから辞めなよ
そんな事を言ったとて君は

綺麗だ

アンタレスの端っこと
デネブの隅っこを繋いだ
その間で「惨め」を演じる苦いソーダ

苦く、苦く、苦く、痛い
苦く、苦く、苦く、イタイ
苦くソーダ




21/12/04 18:34更新 / らりるれろ
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