真っ赤なポルカドット
無数とは言えない
でも数えるにはめんどくさい
彼の背中にはポルカドット
真っ赤なポルカドットがあるんだ
穴が空いてる訳じゃない
マシンガンで蜂の巣ってそんな訳ない
だけど覗きたくなってしまう
だけど見つめてしまうんだ
僕はそれをそうっと弄ってみた
そしたら岩のような顔を崩して
苦しそうに涙を押し込めるように
彼はあっと喘いだんだ
ポルカドットが増えてゆく
彼の弱いとこがわかってゆく
まるでモグラ叩きさ
その潤んだ瞳にあぁせり上がってきた
でも僕は僕の背中を知らないな
だからもしも僕すら知らないポルカドットに
彼が気づいてしまったなら……
あぁせり上がってきたわ
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