朝日の当たる家(2DK)
太陽を見張った。
月に目を瞑った。
目の下に置いてた友が、
僕の瞳をひと突きで潰した。
目の前が真っ暗になったのさ。
その時初めて、僕は今まで
愛されていたんだと分かったのさ。
出来たばかりの傷を庇うか、
治り切ってない傷の追い剥ぎをするか、
どちらかでしかもう愛に近づけないんだ。
こんなんだと近い未来、
Jアラートが目覚まし代わりになっちまうな。
勘違いしたまま生きてみて、
調子に乗ったまま生きてみて、
ぎこちなさもコメディになるなら
喜んでサスを奪う僕だよ。
貶せよ僕を 自業自得ってさ
それでも無差別に朝は来るのさ。
太陽を見張った。
そろそろ充血してくる頃だ。
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