焼け野原を忘れる
端的に言えば
食べて寝てセックスすれば人間だと
認めてもらえるそんな世界だ
見てるんだろそこで
聴いてるんだろそこで
感じてるんだろそこで
そんで達して喘いでる神様
瞳ばかりが張り巡らされた街
そんなに見開いてたら涙出ちゃうよ
でもその雫に感情など無い
自分の充電ケーブルに躓いて転ける
コンセントから抜けてそのまんま動かない
嗚呼 焼け野原に1人立ち
我を忘れた僕があの子の夢を引きちぎる
燃やし尽くした日を忘れる
嗚呼 焼け野原に1人立ち
やけにざわめき出した風にふと我に帰る
心の中未だ燻る火を忘れる
君の言葉が次第に焦げ臭くなる
僕の肺を引っ掻き回す
来年も来るよ焼け野原、
何故ならまた僕は忘れるから
自棄て泣くなりそしてまた悔ゆり出す
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