プラットホームに浮かぶ月
電車が動き始めてもまだ見入っていた
眩しさがディレイし始めた8番線
誰かが窓を開けたみたいだ
プリントの山が崩れ世界にぶち撒けられる
あんた見ない顔だな、でも
見たことあるって言って欲しいんだろ
砂利の数より多い文字が散乱した星で
ココじゃないと彷徨ってる
じゃあ何処だと尋ねられれば
君が決めてくれと、懇願し出す僕は猫
だからじゃないけれど照らせよ
サーチライトは片目でいいよ
光りたかった、なのに閉ざされた
喜んで吐口になるよ 下の方角でいいよ
プラットホームには2度と来ないけど
ただの光れ合う関係だし
名前も知らない月に次出会うのは
何処の星の場末になるだろう?
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