僕の国
人付き合いは工作と違った
糊で塗ればくっ付いて
ハサミで見切りつけて離れて
そんなもんじゃなかった
教室の隅っこ 陽が翳りを知る場所
僕の国があればって思ったよ
馬鹿なアイツらには見えない王冠被って
でも多分これって違うんだよ
溶け残った氷河にしがみつく
目だけギラつくシロクマになった僕
月明かりは1人だけを照らして
ほら 語りかける
「朝が止んだ 昼も止んだ
そろそろ夜行性の君の番だ
誰もお膳立てしてくれないけど
ゼロから君の国を作ってみせてよ」
あの空をプライベートビーチにして
浮かべる船にはイマジナリーフレンドと僕
嘘って名前の友達を浮かべたよ
泣かずに居られないから走るよ
今から出来ることが何かあるかな
国民が欲しいな いや別に僕でもいい
王冠なんていらない
法なんてない
僕を愛で裁いてよ
今日一緒に帰る友達を探してた
TOP