羊をめぐる冒険
眠れない僕の頭が
100匹の羊を飼った夜
101匹目が柵を突き破る
紙みたく薄っぺらい僕を喰らう
羊をめぐる冒険さ
愉快な仲間たち みんなが猿芝居
誰も信用して手を繋いでる訳じゃない
互いが互いの為の六文銭
死にゆく魂 綻びる自意識の塊
ともすれば必ず見つかるでしょう
アレがこうでソレがどうで何が分かるの?
何にも伝わらないよDNAの話されても
ほら羊を買った理由はさ、
もっと他にあるんじゃない?
毛も肉も骨も喰い散らかして
テーブル汚したい訳じゃ無い筈さ
ほら羊を飼った理由はさ、
「親友が欲しかったから」
「子守唄が恋しかったから」
それだけなんだからさ
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