溢れちまえ、この世の幸せよ!
猫、仔猫の首根っこ咥え歩く
青を呑み込む夕暮れの下
彼は今、喰らわずとも感じる
愛の味をその身体で知ったのです
そうして彼は言いました
「私に名前なんてものはないが、
私はそれで満足なのである。
何故ならばニンゲンに会う度、
彼らが思い思いの名前をつけてくれる。
昨日はタマだが、今日はドラゴン。
良し悪しなんて私には分からないし、
意味なんて一つもわからないけど、
今日は何となくあくびをしたくなる
ポカポカの陽気になるって信じてる。
明日はきっと新しい私だと信じてる。」
旅人よ きっとそれは普通の事なんだろう?
夢も希望も熱に変えて歩き出すんだろう?
それならば僕も 僕も連れて行け 連れて征け
スパンコール輝く道はきっと
霰もない、けど素晴らしい明日を
見せてくれるから
魅せてくれるから
素晴らしい世界に
飛べよ!!
TOP