通学路

最近初めて気がついたけど
夏にも枯れ葉は落ちてるんだね

いつも通りの足取りと共に
地面の枯れ葉は止まる間も無く
姿を変えていく

茶色、茶色、緑、黄色、茶色…

いつも、笑顔で「わかる!」とか頷いてるけど
本当は一度も共感したことなんてないんだよ
ごめんね 嘘はついてないけど

緑、茶色茶色、黄色、オレンジ、茶色…

あの人達は、一体いつになったら自分が間違ってるって気がつくんだろ?

(ひょっとして、死ぬまで気づかなかったりして)

なんとなく居心地が良いと思ったら
日陰の道に入ってた

こんな、どうしようもない屑な私だけど
少しでも神様が見守ってくれてますように

何も努力しないでも良いこと降ってこないかなあ
大きな黒い蝶が目の前を横切った
日差しは強くなる一方

茶色、茶色茶色、黄色…

先行きが不透明でも、進まなきゃならない道がある
いざ、授業へ!

20/04/07 17:59更新 / らん
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c