世界は、優しくて

思い出は

重なれば重なるほど

ぼやけ

薄れていく



あの時見た景色は

あの時『も』見た景色になる



鮮明な感覚は

輝かしい色彩は


いつの日か

薄雲のように

霞んでゆく



だから
私たちは

新しい何かを探すのを

やめられないのだろうか



だから
私たちは

変わらない日常を

愛し続けているのだろうか





薄れてゆくから

激しくない

痛くない




ああ、こんなに優しくて

すばらしき世界





25/12/17 20:48更新 / らん
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