たびごころ
思えば色んなところを旅してきたものだ
川柳が瀟洒な古い街並み
コバルトブルーの海が輝く駅
だだっ広くラベンダーの広がる丘
時計台が見守る小京都
歴史と活気のある市場
平和を祈る人々の集う港
次はどこに行こうか
そう思い、ぐちゃぐちゃな地図を広げ
ふと顔を上げると
薄青の空にふんわりと
儚げな月が浮かんでいた
「そうだ、今度は月に行きたいね」
そう語りかけたものの
風に揺れる草たちは黙っていた
たまには歌でも歌おうか
こうして詩を書こうか
旅で培われた優しい心よ
私を空の向こうと
月の麓へ
細やかな夢へ幸せへ
連れてって
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