大罪人の歌
大罪人が、
自らの気持ちを
歌ってる。
自らの哀しみを、
自らの罪の重さを、
自らの贖罪を、
うすら綺麗な音楽に、詩に託し、
束の間の
心の安寧を得ている。
彼は
どこの誰にも届かない
自己憐憫の
自己陶酔の旋律を
歌ってる。
穢れた歌と
一体化し
自分に酔い
自分を哀れみ続ける、
無様で醜い、
滑稽な、
大罪人。
23/04/22 23:02更新 /
らん
いいね!
感想
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c