感性を

少女よ

玉のような
己の感性を
上質な絹で
丹念に磨いてゆけ。

間違って遠く放り投げてしまわないように。
紙やすりで削って粉々にしてしまわないように。
心ない人々に壊されないように。

そして何より、
お前が自らの感性を
侮蔑して
放棄しないように。

常に怠らず
慈愛を注ぎ
どこまでも
どこまでも
一点の曇りもないほどに
透き通らせて。




そうしたら、いずれきっと、
未来が見え、
過去が見え、
宇宙が見え、

あなたの神さまが見えるから。

21/07/25 00:30更新 / らん
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