ふしぎな夜

深夜2時の布団の中
私は眠れずに転がっていた

外からカラスの鳴き声が聞こえてくる
聞いていると、今が朝か夜かわからなくなってきた

そしてゆっくりとしたチャイムの音も
外から聞こえてくる

カラスが鳴くから帰りましょう、と伝えているのだ

目に見えぬ微かな明かりを感じた
潮風がなだれ込んでくる

遠い記憶に思いをはせている

時間の存在しない夜だった

21/04/14 02:22更新 / らん
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