きみは夢だった
きみは夢だった
心の眼をひらいて
内的世界をのぞむと
小さく、淡く
丸い光が見えた
たしかにきみは夢だった
人生の金銀財宝や、
叶えることが義務となっているような
巨大なビジョンが邪魔をして
こんな小さな夢は
心の隅に潜んでいたけれど
たしかにそれは、夢
きみは待ってくれている
わたしが片手で
このかすかな光をそっとすくい上げ、
きみを抱きしめる日を
いつかその日が来るまで
小さく、淡くても
どうかずっと
たしかな暖かさを持ち続けてくれるように
わたしは願う
20/07/29 00:40更新 /
らん
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