五月雨

昨日から今日は雨だと言われていたのに傘を持っていきませんでした

案の定帰るころには初夏の静かな雨が降っていました

しっとり濡れる前髪をのけて、灰色の雨雲の下を歩いて帰りました


橋の下を見ると川があります、水の量が増えてはいないかと思って覗いてみましたが、思っていたほど水は増えていませんでした

橋を渡ると私の母校があります、六年間という長い月日を過ごした場所の横にはメタセコイアの木が生えていて、黄緑色の下 山のような匂いを突き抜けていきます。

家につきましたが、庭で少し濡れてみることにしました。
弱い雨水が腕を流れてぬるくなって指先から滴り落ちるのを感じていました。
濡れた雑草の上を歩くと、何か安心します。

誰もいない家に入ってシャワーを浴びました。

今一人、パソコンの前に座って詩をうっています

21/06/18 16:24更新 / 1026
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c