サラッと、さも当然のように

サラーっと

そよ風のように

桜が散るように


私の夢は

さも当たり前かのように

失われてしまいました

いつか必ず、と思っていました

強く、強く願っていました

疑いなんてありませんでした


それは一言で失われました

ああ、叶わないんだ

サラッと失われてしまいました

運命でしょうか

思い出は鎖だというでしょう

魚が空を飛べると信じていたようなものなのでしょう

それは希望でした

私の未来の光でした

それがたった一つ、たった一つ消えただけなのです

悲しくて 涙が出そうになるのです



21/04/03 15:21更新 / 1026
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