文字

私はこの詩をパソコンで書いています

薄っぺらいキーを、不器用でおぼつかない手でパチパチ打ち込むのが好きです

白い四角形に黒くて単調な文字が打ち込まれていく様子は

なんだかとても面白いように見えます


文字を書くのが好きです

鉛筆、シャーペン、筆、万年筆

字はお世辞にも綺麗とは言えませんが

色のついた線を白い紙の上に走らせるのは

とても楽しいと感じます


私は詩を書きますが、その詩に何か特別なところがあるわけではありません。
才能があるだなんて思いません。
そもそも、私は文法があまり得意ではないので、良い文章など書けるはずもありません。


ただ自身の手が勝手に自分の心の内を文字という形にするのが

なんだか心地よいだけなのです

そこに理由も価値も存在しないのです

それでいいのです

それがいいのです



21/03/26 15:18更新 / 1026
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