ダイアモンドの星

登校中、横断歩道でふと空を見上げた

節分の薄水色の空に輝く銀色

白金の星

ダイヤモンドの星

急いで渡り切り見晴らしのいい開けたところまで駆け上がる

ダイアモンドは消えていた

まるでなかったかのように

同じ学校の子が神妙な顔でこちらを見ている

足早に立ち去ったが

何だったのだろう

幻覚かもしれない宝石が私の心を動かし続ける



21/02/03 21:12更新 / 1026
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c