紫陽花の毒
時計の針が狂ってしまった頃
或る一定のrhythmを胎内に染み込ませている。
「君の居ないことも又夢のやうな夢でした。」
嗚呼どうしてそのようなことを言うの?
嗚呼どうしてあたしを責めるの?
「だうしたつて,君は僕のことを手助けしてくれやあ、しないのでせう?」
ひとつふたつみつよつ秘密を明かそうか
Θανατο
amp;#962;[タナトス]が癒す傷を甘えというのなら
菓子のようにあたしの身体には砂糖が詰まっているのね
じゃりじゃり壊れていく
水無月は終わり紫陽花が毒の根を張る
息を止めて時間も止めて 夜に散る花弁
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