夢につく 目につく


憂鬱なる ああ憂鬱なるこのこころは

げに高き 高き思考を求む

古びた思い出 朽ちたその色のために

わたしは こころを尖らせている

しゃり、しゃり、しゃりと

刃物を磨ぐ 刃物を磨ぐ

其処に有るものは 純粋なる

たましいの終着点

死を望む 祈りのちから

死にたい ことばで

胸の内がはらはらと

明るむわけでもない

海鳴りが 骨を折る

海鳴りが たかなる

口笛を吹いてゆく あの遠き友人は

どこぞへ




20/03/13 00:41更新 / ヨルノアサヒ
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