胸騒ぎ

もしあたしが天国へ行けるのならば
そこは海の見える街がよい

小さなバッグをもって 階段を駆け下りて
潮の匂いをかいだら
数羽のカモメが鳴くのだ

小さな夢を見ている
起きてもまだ 一筋の光に
照らされて

それは小さな夜の細い月明かりのようで

それは冬の曇り空からのぞく晴れ間のようで。





22/01/02 06:47更新 / ヨルノアサヒ
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